はじめに
以下のサイトで、VIXが跳ね上がる兆候を察知できるかも知れないという記事がありましたので調査します。
HYG(米ドル建てハイイールド社債 ETF)とは
まずハイイールド債は、通常の投資適格債に比べて、リスクが高いが利回りも高いというハイリスク・ハイリターンな債権です。
HYGは、米ドル建てでハイイールド債の中の社債で構成される指数のETFになります。
VIXとHYGの値動きを調査
相場が怪しいときに、VIXは上がり、HYGは下がります。ですので、HYGを基準値80ドルでインバースにして1.5倍にしてチャートを作成してみました。
チャートは2010-06-01から2020-05-29の日足(終値)で作成しています。
なんとなくですが、相関性があるように見えますね。
しかし、これだと兆候があるのかわかりにくいので、大きなインシデントにフォーカスしていきます。
コロナショック(2020年)
赤の丸印の箇所ですが、VIXの方が先に跳ねているように見えます。
今回のコロナショックは前例がないから仕方ないのかもしれませんね。
VIXショック(2018年2月)
前後を見ると微妙ですが、赤の丸印の箇所はHYGの方が先に跳ねているように見えますね。
とはいえ、VIXショックですから、VIXが先に跳ねても不思議ではありませんけど。
チャイナ・ショック(2011年)
こちらも微妙です。相関性が高いように見えますが、赤の丸印の箇所はVIXの方が先に跳ねているように見えますね。
その他の小さなインシデント
大きなインシデントでは、明らかな判断ができませんでした。
ひょっとすると、小さなインシデントであれば、兆候が見えるのではないかと適当なところをピックアップしてみました。
その1
なんとなくですが、VIXの方が早く跳ねているように見えます。
辛うじて、赤の丸印の箇所は、VIXは下げて、HYGは上げています。
やはり微妙ですね。
その2
うーん。微妙ですね。
まとめ
残念ながら、私が調べた程度では、ちょっと難しそうです。
まぁ私が簡単に兆候を察知できれば、誰も苦労はしませんね。
チャートのHTMLをアップしていますので、皆さんも確認してください。
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