はじめに
VPS(バーチャル・プライベート・サーバ)というと、AmazonのAWSやMicrosoftのAzure、Google Cloud Platformを思い出しますが、よく考えるとそれらだけでなく、日本にもレンタルサーバ会社から提供されています。
AWSの無料枠を1年間使いましたが、たぶん1日分で$0.75を請求されました。
本当に1日分とすると約100円になりますので月額3000円ということになります。
Azureに関しては、知らぬまに、月14,613円(税込)くらいを4ヶ月も課金されてしまいましたので、お話になりません。
Google Cloud Platformは、WindowsServerを利用できないので、要件外になります。
ということで、月額3000円を目処に、日本のホスティング会社さんが、どういうサービスを提供しているか調査しようと思います。
できれば、海外のように無料期間が長いとありがたいのですが。
要件の整理
- 月額料金は3000円以下で、安い方がいい。
- 使用料は、月額固定でも従量課金制でも良いが、月額の上限が明確であること。
- OSは、WindowsServerであること。
- スペックは低スペックでよい(AWSの無料枠でも問題なかった)が、ハードディスクはSSDであること。
- サーバ拠点は、現在はIB証券でシストレを検討しているため、日本もしくは香港であること。
OANDA Japanの場合はニューヨーク近辺になります。 - 海外のように無料期間が長いとありがたい。
ホスティング会社とサービス内容
NTTPCコミュニケーションズ|WebARENA
老舗というより日本を代表とする会社のサービスですね。私もはるか昔にホスティングサービスを利用させてもらいました。
サービスの種類
ちょっとわかりにくいのですが、まず大きく分けて以下の4種類を提供しているようです。
- VPS/Cloud(SuitePRO V4)
- 月額8,400円〜
*こちらはビジネス向けのようで、低スペックの設定はないようです。
- 月額8,400円〜
- VPS/Cloud(VPSクラウド)
- 月額360円〜
*月額固定のサービスです。
*提供OSは、CentOS6、CentOS7、Ubuntuの3種類のみなので対象外です。
- 月額360円〜
- VPS/Cloud(Indigo)
- 月額349円〜
*1時間あたりの従量課金制で、月の上限を設定しています。
- 月額349円〜
- VPS/Cloud(Wasabi)
- ストレージサービスのようです。AWSのS3のようなものですね。
上記から、VPS/Cloud(VPSクラウド)が対象になるようですが、OSに関してサイトでは明記されていません。他のブログなどで調べたところWindowsServerの提供は無いようです。
さくらインターネット
こちらは老舗の格安ホスティング会社ですね。
サービスの種類
ちょっとわかりにくいのですが、まず大きく分けて以下の4種類を提供しているようです。
- さくらのVPS
- 以下にWindowsServerがあるようにこちらはLinux系になりますね。
- さくらのVPS for Windows Server
- 月額1,000円〜、初期費用無料
- スペック
- CPU:仮想2Core
- メモリ:1GB
- SSD:50GB
- サーバ拠点:東京・大阪・ 石狩
- 2週間無料
- さくらのクラウド
- WindowsServerのライセンスが不明確で調査を断念しました。
本当に月額1,000円なら安いですね。あとは動作や回線のスピードや信頼性くらいですね。
KAGOYA JAPAN
こちらも割と老舗です。というかまだ健在だったのですね。よかったよかった。
サービスの種類
- VPS<KAGOYA CLOUD>
- 月額上限660円 〜
*以下にWindowsServerがあるようにこちらはLinux系になりますね。
- 月額上限660円 〜
- VPS Windows Server
- 月額上限1,045円〜、初期費用無料
- スペック
- CPU:1Core
- メモリ:1GB
- SSD:30GB
- サーバ拠点:京都
- 無料期間なし
- FLEX
- 月額10,450円〜
*こちらはビジネス向けのようで、低スペックの設定はないようです。
- 月額10,450円〜
価格だけみるなら、さくらインターネットに見劣りしますね。
GMO
インターネットといえば、なにかとGMOですね。
たぶん他にもサービスはあると思いますが、取り急ぎ以下の2つを見てみます。
サービスの種類
- クラウドVPS byGMO
- OSテンプレートの料金が3,600円で高いですね。
- お名前.com VPS
- WindowsServerの提供はないようです。
- ConoHa for Windows Server
- 月額1000円〜、初期費用無料
- スペック
- CPU:2Core
- メモリ:1GB
- SSD:100GB
- サーバ拠点:日本(東京)
- 無料期間なし
ConoHa for Windows Serverが私の用件の対象になりますね。
料金は長期割引があるようで、最大3年なら890円/月になります。
まとめ
さくらインターネットかGMOのConoHaを検討したいですね。
スペックをまとめると、2社共に2vCPUの2GBで同じで、SDDがさくらインターネットが50GBでGMOのConoHaが100GBとなります。
AWSでは1vCPUの1GB、20GBだったと思いますので、2社とも問題ないですね。
あとは、動作や回線のスピードや信頼性くらいですね。
このあたりがAWSと比べて勝るとも劣らないのであれば言うことなしです。
少し調べましたが、回線速度はそれぞれしっかりしたバックボーンをもっているようです。
もちろん信頼性も高いです。
これは私の推測ですが、サーバ自体の動作の比較に関しては、APIでシストレをする程度なので、遜色はないと思います。
コメント