Google Cloud Platform(GCP)を無料トライアルで構築する

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Google Cloud Platformは、その名のとおり、Googleがクラウド環境を提供しているサービスになります。無料トライアルを活用して、Windows Serverの環境を構築する方法をご紹介します。

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はじめに

現在、Google Cloudには以下の2つのサービスを提供しています。

Google Cloudのサービス内容

  • G Suite:グループウェア
  • Google Cloud Platform:クラウド環境*今回、本ページで紹介するサービスです。

Google Cloud Platformの類似のサービスとしては、AmazonのAWSやMicrosoftのAzureがあります。

無料トライアル

各社ともに無料のトライアルがありますが、内容が少し異なりますので注意しましょう。

Google Cloud Platformの無料枠は「今後 12 か月間ご利用いただける 300 ドル分のクレジットを獲得できます」とあります。

でも、本当に無料なのか心配です。
というのも、AWSの無料枠を1年間使いましたが、何百円ですが請求されました。まぁこれくらいは仕方ないです。月に31日あると請求されることがあるようです。そして、ちゃんと設定すれば請求される前に通知してくれます。
Azureに関しては、知らぬまに、月14,613円(税込)くらいを4ヶ月も課金されてしまいました。ほんとうに詐欺のようでした。高額過ぎて、なぜ請求されたのかをちゃんと調べる気もなく、解約しました。

Googleに関しては以下のようにあります。

無料トライアル期間が終了しても、自動的に請求されることはありません
ロボットでないことを確認するため、お持ちのクレジット カード番号の入力をお願いしています。有料アカウントに手動でアップグレードしない限り、課金されることはありません。

「有料アカウントに手動でアップグレードしない限り、課金されることはありません。」とありますので、信じるしかないです。

無料枠の詳細についてはGoogleのサイトを確認してください。

Free cloud features and trial offer  |  Google Cloud Free Program
Discover the free cloud features that come with the Google Cloud trial offer and more information on how to upgrade your account.
「Windows Server イメージに基づいて VM インスタンスを作成することはできません。」とあり、Windows Server は無料枠で構築することができません。

利用開始の手順

前提

ブラウザでGoogleにログインしている状態となります。

画面を掲載していますが、画面のデザインなどがよく変わりますので、表現や掲載位置が異なるかもしれません。

開設の手順

Google Cloudのサイトにアクセスします。

Cloud Computing Services | Google Cloud
Meet your business challenges head on with cloud computing services from Google, including data management, hybrid & multi-cloud, and AI & ML.

「無料で開始」をクリックします。

Google Cloud Platformの画面

ステップ1の画面にて、利用規約に同意して、「続行」をクリックします。

Google Cloud Platform ステップ1

ステップ2の画面にて、お客様情報やお支払いタイプ、お支払い方法を設定して「無料トライアルを開始」をクリックします。

Google Cloud Platform ステップ2

完了しました。「OK」をクリックします。

Google Cloud Platform 完了画面

サーバ環境の構築手順

GCPでは、プロジェクト単位でサーバを管理しますが、ここでは、初期に設定されている「My First Project」というプロジェクトをそのまま利用します。

左メニューの[Compute Engine]->[VM インスタンス]をクリックします。

Google Cloud Platform VMインスタンスの作成

「作成」をクリックします。

Google Cloud Platform VMインスタンスの画面

情報を入力後、「作成」をクリックします。

設定内容は以下のとおりです。

  • 名前:仮想マシンの名前を入力します。
  • リージョン:仮想マシンをおく物理的な拠点です。現時点では、日本には東京(asia-northeast1)と大阪(asia-northeast2)があります。私は東京(asia-northeast1)を選択します。
  • ゾーン:リージョン内の領域になります。ゾーンによりCPUなどのリソースなどに違いがあります。東京の中で、asia-northeast1-bが一番シンプルそうだったので、これを選択します。
  • シリーズ:プラットフォームの世代を指定できます。ここではデフォルトのN1を選択します。
  • マシンタイプ:仮想マシンのリソースを設定します。無料枠で使用する場合は一番小さいものを使った方が長く使えると思いますので、f1-micro1を選択することにします。
  • ブートディスク:WindowsServerやLinuxなどのOSとディスクを選択します。ディスクでSSDを選択できますが、無料枠の場合は標準永続ディスクを選択します。容量もデフォルトの32GB(最小)にしておきます。
  • ID と API へのアクセス:デフォルトのままにしておきます。
  • ファイアウォール:必要に応じて選択します。私は投資のAPIでHTTPSを使用しますので選択しました。
  • その他:必要に応じで設定します。

Google Cloud Platform VMインスタンスの設定画面1

スクロールした画面

Google Cloud Platform VMインスタンスの設定画面2

完了(一覧)

Google Cloud Platform VMインスタンスの完了画面

赤いビックリマークがあることにお気づきでしょうか?

ここまできて判明したのですが、Windows Server は無料枠で構築することができません。
無料枠の案内のページにちゃんと書いてありました。

Windows Server イメージに基づいて VM インスタンスを作成することはできません。

勝手に請求するのではなく、このようにちゃんとアナウンスしてくれるのはありがたいです。
ただ、赤いビックリマークをマウスオーバーすると英語でしたが。。。まぁ簡単な英語だったので理解できましたが。

最後に

構築自体は、AWSやAzureなどと、勝手自体は遜色ないように思います。
深く触っていませんが、もしかすると、AWSやAzureよりわかりやすいかも知れません。

しかし、Windows Server は無料枠で構築することができないというのは痛いです。

AWSやAzureでは構築できました。
AWSは1年間運用できましたし、Azureは高額請求されたので無料枠かどうか不明です。

私は残念ながらその他のサーバの知識が乏しいので、Linuxなどを深く勉強するか、他社のサービスを利用するしか方法はなさそうですね。

 

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